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ライフスタイル

平昌冬季オリンピック 短信いろいろ2

2018-01-10

玄海灘に立つ虹

平昌冬季オリンピック 短信いろいろ2
その1.
今回のオリンピックのボランティア数は2万4449人。オリンピックに1万7162人、パラリンピックに7287人が参加します。女性が全体の70%、圧倒的に多いといえます。そして年代別では83%が20代以下です。つまり20代以下の若い女性が多いということで、いろいろな分野で平昌の魅力をアップしてくれるのではないでしょうか。
最年少のボランティアは今年16歳のカン・ミン君、通訳を担当します。最高齢は、 1960年のスコーバレーオリンピックに韓国初のスキー代表として参加したイム・ギョンスンさん88歳です。
また外国人ボランティアも62カ国から1090人が参加します。アメリカ人が258人で全体の23%を占め、日本人ボランティアも116人います。ボランティアは観衆案内、交通案内、宿泊支援、人材管理、そして通訳など17種類の業務を担当します。
ボランティアには給与や手当てはありませんが、宿泊の提供と公共交通料金の20%割引、記念時計とユニフォームの支給を受けます。

その2.
オリンピックの記念グッズのロングダウンコートやスニーカーが大人気でなかなか手に入らないという話しをしましたが、今度は絵文字が注目されています。今月2日からカカオトークで配布をはじめた平昌オリンピックのマスコット「スホランとパンダビ」の顔文字、2日の午後2時に無料配布をはじめその日の午後8時30分には準備した10万個がすべてなくなりました。
その後も追加配布はないのかという声が相次ぎ、組織委員会は「同じ顔文字20万個をさらに配布することを決めた」と明らかにしています。組織委員会はまた日本と中国でもそれぞれオリンピックの顔文字を配布する予定だとしています。日本ではラインで配布します。

その3.
兵役中の兵士は入隊した日から除隊の日を指折り数えて待っています。しかし国が危機を迎えたときなどに、除隊の日を自主的に遅らせた兵士がいました。今回、平昌オリンピックでも所属部隊がオリンピック支援業務をすることになったとして、除隊を延期して勤務を続けている兵士がいます。
11師団のパク・ヒョクチェさんとパク・ヒミンさんです。二人はそれぞれ今月と去年の11月が除隊予定でしたが、分隊長と副分隊長が除隊すれば仲間の負担が増えるとしてオリンピック終了まで勤務を続けることにしました。このようにオリンピック終了まで除隊を延期する兵士は、江原道の他の部隊にもいるとのことです。

その4.
北韓の出場も決まりホッとしている組織委員会ですが、最後のそして大きな心配事が残っています。何かといいますと「ノーショー」と呼ばれる、連絡無しのキャンセルです。ソウルの有名レストランなどで予約をしたのに当日になっても現れないお客に頭を抱えるという話をよく耳にしますが、それと同じ「ノーショー」がオリンピックでも起きるのではないかという心配です。
現在オリンピックの入場券は60%以上販売されました。しかしその中身を見てみると地方自治体や企業、銀行などが団体購入した分も多数含まれています。ソウル市は10億ウォン、全国銀行連合会も10億ウォンのチケットを購入しました。そしてこのような団体購入のチケットは主に無料チケットとして配られます。
しかし無料でもらったチケット、見に行かないこともありえます。チケットはあっても交通費、宿泊代を考えて辞めてしまう人もいるでしょう。団体購入のチケットには非人気種目が含まれていることが多く、それが観客の足をさらに遠のかせます。実際に去年2月のテストイベントの際には前売りの観衆の88%が姿を見せず、客席はガラガラでした。
平昌オリンピックの最大の敵は実は、この「ノーショー」かもしれません。観客のノーショー、そしてボランティアのノーショーも心配される声が聞こえてきます。

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