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ライフスタイル

プレミアム高速バス

2017-06-20

玄海灘に立つ虹

プレミアム高速バス
去年スタートした「プレミアム高速バス」が、好評のため路線を大幅拡大することになりました。
プレミアム高速バスは昨年11月にソウル―釜山、ソウル―光州の2路線でスタートしたもので、「バスのビジネスクラス」をコンセプトに車両がつくられました。横3列、縦7列(一般と優等は9列。約40センチ余裕が広がった)の広めシートで、リクライニングは最大165度。シート全体のクッションも一般的なバスよりかなり厚く作られています。また、隣のシートとはカーテンで仕切ることもでき、プライバシーを守れるようになっているほか、全シートに設置されたモニターで映画や音楽を楽しめます。ただし、飛行機のビジネスクラスとはやはり程遠く、これまでの「優等バス」より「少し快適」程度にとどまったという前評判でした。
運賃は、ソウル―釜山間の一番安いバス料金である「一般」が23,000ウォンで、その上のクラスの「優等」が34,200ウォン。そして、去年始まったプレミアムが44,000ウォンで、いずれも所要時間は4時間15分です。一方、同じ区間で高速鉄道KTXを利用すると、所要時間は最速2時間15分(16年12月改定)、運賃は59,800ウォン(一般、各種割引あり)です。プレミアムはKTXより約1万5,000ウォン安く設定されていますが、目的地までの所要時間がほぼ倍なので、1万5,000ウォンの差額の価値が評価されるかどうか疑問視されていました。ところが、スタートから3カ月で乗車率は平均70%に到達(光州線68.3%、釜山線73.3%)。これを受けて、今月30日から、プレミアムが12路線(ソウル―大邱、順天、麗水、晋州、昌原、木浦、馬山、浦項、江陵。城南―光州。仁川―光州。仁川空港―金海)拡大されることになりました。また、これまでの釜山路線は1日12往復から18往復へ、光州路線も20往復から30往復へと増便されます。
今回の新規路線開通に合わせて、1カ月間、平日の運賃を15%割引するキャンペーンも行うことが発表されました。これまではKTXが通っている釜山と光州の路線しかなく、KXTとの競争に注目されがちでしたが、KTXの通らない江陵(年内開通予定)や、通っていても本数の少ない麗水の路線が新設されたことで、ますますプレミアム高速バスへの注目度も上がると見られています。

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