メニューへ 本文へ
Go Top

ライフスタイル

韓国の成人

2015-01-12

韓国の成人
日本は今日、12日が成人の日ですよね。韓国は5月の第3月曜日が青年の日です。
でも日本のような成人式を行うことはありません。では韓国の若者たちはいつ
成人したと感じるのでしょうか?
それでは今日も留学生の山田君とお友達の金さんの会話からです

山田君  金さん、昨日、大学の後輩と居酒屋に行ったら、一緒に行った後輩
     お店の人から住民登録証の提示を求められたんです。ビックリしました。
金さん  後輩、1年生だったんですか?
     きっと幼く見えたのね。毎年、新学期の前後には特に取締りが厳しく
なるので居酒屋やビヤホールではお店に入る時にチェックするんですよ。
山田君  では住民登録証さえ持っていればもう大人ということですか?
金さん  それが昔は満19歳だったのが、今は満17歳、高校2年生の時には
もらえるので、昔のように住民登録証を持っているからといって
大人とは言えないのよね。


昔は青二才とか、まだ幼いくせにと、相手を馬鹿にするときによく言われた言葉に
「住民登録証のインクも乾かないくせに」という言い方をよくしました。住民登録には指紋捺印があるので、そのインクも乾いてない、まだもらったばかりだという
意味です。

でも今は住民登録証の発行は満17歳以降、酒・タバコを買う事が認められるのは
満19歳になる年の1月からということになっています。ですから1年位、間があくわけです。

そして男性にとっては徴兵検査の通知が来るのが言わば、成人になった証のようなものです。19歳になる年に来ます。知り会いのお母さんも高校3年生の息子さん、まだ大学受験の結果もでていないというのに、新年早々、この徴兵検査の通知が来たと言っていました。これは身体検査だけなので、その後すぐに軍隊に入隊するというわけではありませんが、やはり気持ちは重くなるものです。

ということで、韓国では青年の日は5月ですが、特に成人式のようなものは行いません。むしろ、住民登録証を発行してもらいに役所にいったり、あるいは兵務庁から徴兵検査の通知をもらった時に、韓国の青少年は大人になったと感じるものです。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >