韓国式の挨拶、今日はその3回目で一番一般的なあいさつ、握手の仕方です。韓国人はビジネスの席で日本のように名刺交換や、お辞儀もしますが、西洋人のような握手もまたよくします。
それでは今日も留学生の山田君とお友達の金さんの会話からです。
山田君 金さん、韓国は儒教の国のわりには他人との挨拶の時に握手をすること
が多いよね。
金さん そういえば、そうかもね。
日本人はあまり握手なんてしないものね。
山田君 サークルや学部の先輩も久しぶりにあったら握手するものね。
金さん そうね、でも良く見てみると、ただ握手しているのじゃなくて、
目下の人は目上の人の手を両手で握っているわよ。
そういうとこ、儒教的よね。
山田君 両手で?
韓国では友人同士、知り合いなどというように、対等な立場の人の場合は
普通に握手をします。会ったら、どちらとも無く『お久しぶり』という感じで
手を出し合います。
しかし相手が目上の人の場合はちょっと違います。先に目上の人が手を出してから
目下のものはその手を取ります。さらにその際に、両手で相手の手をとることもあります。握手をさせていただくという感じです。
これはお年寄りに対するときに、特によく目にします。田舎のおじいちゃんやおばあちゃんに久しぶりに会った時に、成人した孫はおじいちゃんやおばあちゃんの手を両手で握って挨拶します、
それだけ相手を敬う気持ちがこもっているということです。
ということで韓国マナー、韓国では人との挨拶の際に握手をすることがよくあります。その際に目下の人は、目上の人よりも先に手を出さないように、あくまでも目上の人が手を出してから握るように。さらに場合によっては両手で握ることもお忘れなく。