韓国で市場でお買い物をする時のマナーをご紹介しています。今日は先週の肉屋に続いて魚屋です。韓国の魚屋の店先に並んでいる魚の種類、日本とはだいぶ違います。日本の代表的な大衆魚、シャケやアジなどは残念ながらあまり見かけないか、あっても高くなります。一方、東京ではなかなかお目にかかれないような、ニシンやホッケ、太刀魚などが簡単に手に入ったりします。
それ以外にもいろいろと違う点があります。
それでは今日も留学生の山田君と金さんの会話からです。
山田君 金さん、ボクと一緒に魚屋に行ってくれますか?
最近ボクのアパートの近くで毎週月曜日に市が立つんですが
どうも魚を買うのが難しくて
金さん 何が難しいの? 魚の顔を見てこれ下さいと言えばいいんじゃない。
山田君 それがその後なんですよ、こっちはさばく時に聞かれるでしょう。
金さん ああ、クイにしますか、チョリムにしますか? というのね。
クイは焼き魚のこと、そしてチョリムは煮魚のことですよ。
どんな料理にするのか聞いてるんですよ
山田君 そうなんだ。ボクはいつも輪切りにされちゃうんで、困っていたんです。
韓国では日本のように三枚にするとか、二枚にするとかはしません。クイという焼き魚にする場合には、内臓をとり骨はついたままで開きます。ちょうど干物にするような感じです。
一方でチョリムという煮魚にする場合は、頭と内臓、尻尾をとればあとはそのままぶつ切り、輪切りにします。
最近はデパートやスーパーなどでは切り身にしても売っていますが、魚市場などで買おうと思ったら、お店の人にどんな料理にするのか言ってさばいてもらいます。
ということで恥をかかない韓国マナー、韓国の魚市場でお魚を買うときには焼き魚にするか、煮魚にするかを言ってさばいてもらいます。でもどちらにしても骨はついてきます。