先週はオッパという言葉をご紹介しましたが、今週のこの言葉も韓流ドラマに
よく登場する言葉です。アジュマ、日本語にするとオバサンということになり、
まあ普通は中年女性を指すのですが、それだけではなさそうです。
今日はアジュマの深い世界をご紹介しましょう。
それではまず今日も留学生の山田君とお友達の金さんの会話からです。
山田君 今度の日曜日、卒業した先輩のパクさんの結婚式だそうですね。
金さん ええ、一緒に行きましょうね。
それにしても、パクオンニもこれでアジュマね
山田君 アジュマ? だってまだ20代ですよ、パクさんは
金さん 20代でも結婚したら、アジュマなんですよ
アジュマという言葉、韓流ドラマで一番良く出てくるパターンが
お金持ちの家のお手伝いさんのことを、家の人が呼ぶとき、
あるいは、市場に買い物にいってお店の人を呼ぶとき
などです。
または女主人公が結婚して「これで私もアジュマになっちゃったわ」という
セリフを言うこともあります。
ということで、アジュマの意味は既婚の女性、中年の女性、など
非常にいろいろな意味があります。
またイモと言う言葉もあります。
これは母方のオバサン、それも母の姉か妹に対して使う言葉です。
父方のオバサン、父の姉や妹に対してはコモと言う言葉がありますが
コモよりも、イモのほうがなぜかより親しみのある感じがします
それででしょうか、例えば飲食店などで注文をしたり、お代わりを頼む時に
アジュマの代わりに、イモを使うことがよくあります。
また母親の親しい友人を「××アジュマ(オバサン)」ではなく
「××イモ」と呼ぶことがあります。
ということで韓国マナー、韓国では中年の女性だけでなく、若くても既婚の女性など広くアジュマという言葉が使われます。またもっと親しみを込めて言う時には
イモという言葉も使われます。