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ライフスタイル

「씨(氏)」と「さん」

2015-04-20

「씨(氏)」と「さん」
韓国で人を呼ぶときにどう呼べばよいかをいろいろとお話してきましたが、
今日は日本語の「××さん」と同じように、でも一歩使い方を間違えると
大変な失礼になってしまう「씨(氏)」という言葉をご紹介しましょう。
まずは留学生の山田君とお友達の金さんの会話からです

山田くん この前の韓国語講座で人を呼ぶときに、日本語の「…さん」に
     あたるのが、「…氏」だと聞いて、サークルの先輩に使ったら
     すごくムッとされてしまいました。
金さん  何て言ったの
山田くん パク先輩だから「朴氏」と呼んだんだ。
金さん  それはやはりダメよ、氏を使うならフルネームにしなくちゃ
山田くん フルネーム?


韓国では何かで人を呼ぶときにはフルネームで呼ぶのが普通です。
キム・ミョンスン氏と呼ぶのです。そして親しい間柄や、目下の人なら
ミョンスン氏という名前に氏をつけて呼ぶことは可能です。
しかし日本の山田さん、鈴木さんみたいな感覚で、相手の苗字だけに
氏をつけて、金氏、李氏などとよべば、それは非常に失礼ないい方に
なってしまいます。このような呼び方は使用人や召使などを呼ぶときに
使われます。

ですから今の時期、 新入社員を呼ぶときにはフルネームに氏をつけるか、
あるいは名前に氏をつけるかしています。
日本語班でも新人PDはヒマワリチーフやコアラさんから「ヘイン氏」と
呼ばれています。

ということで韓国マナー、韓国では人の名前を呼ぶときに苗字に氏をつけて
よぶことは失礼になることがあります。ですから会社や取引先などの人を呼ぶ
ときには役職名があれば役職名で、なければその人のフルネームに氏をつけて
呼んでください。

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