ウォンビンとイ・ナヨンの結婚、ヨン様の結婚、さすが春の結婚シーズン、そしてジューンブライドの季節なのでしょうか。結婚式をよくみかけます。
そこで今月は韓国の結婚式のマナー、主に呼ばれたときにどうするかについてお話したいと思います。
それでは今日もまずは留学生の山田くんとお友達の金さんの会話からです。
山田くん 金さん、サークルの先輩の結婚式どうしますか?
僕は平日でちょうど授業があるんですが。
金さん ああパク先輩の結婚式ですね。
確か12時からでしたよね、ちょっと早めに行って
お祝いだけだしたら、先に食事して帰ってくれば
午後の授業にも間に合うはずよ
山田くん えっ、先に帰ってくる。食事だけして、そんな失礼な
金さん 大丈夫 韓国ではそれで十分なんですよ
韓国の結婚式は日本に比べて非常に時間的に短いです。長くても2時間位で終わり、式場ではすぐに次の結婚式が始まります。
週末のお昼が多いですが、最近では平日の夜にも行われます。
ヒマワリチーフの結婚式は確か、金曜日の夜でした。
12時前後に行われることが多いので、昼休みを利用してちょっと顔を出してくるというのも可能なのが韓国の結婚式の特徴です。結婚式の招待状を渡されても日本のように往復ハガキが入っていて出欠の確認をするようなこともありません。呼ばれたら行くし、呼ばれなくても行くのが韓国式です。
普通、式の始まる30分くらい前に到着し、式場の入口に立っている新郎と新婦の両親、そして新郎・新婦に挨拶します。この場合、自分の知っている方だけでいいです。新婦側の知り合い、友人なら新婦控え室にも顔をだし新婦に挨拶します。
そして一番大切なのは自分の名前を書いた封筒、お祝いのお金の入った封筒を受付に出します。ほとんどが新郎側と新婦側に別れて受付が出来ているので、自分の知り合いの受付にお祝いを出します。
そうすると受付の人が食券をくれます。この食券をもって披露宴の会場に行けば食事がでます。最近はバイキングスタイルが多いので、好きな料理を好きなだけとって食べれば良いのです。
式は普通は30分くらいで終わりますが、会場が教会や聖堂だと牧師さんや神父さんの話が長くなり1時間以上かかる場合もあります。そして一連の順序が終われば、親戚一同の写真撮影、友人一同の写真撮影ということになります。この場合、新郎側と新婦側が一緒に写真に納まります。
ここまで終われば食事をしに行っても良いのですが、中には式の最中に先に食事をしてしまうという人もいます。もちろんできるなら式を最後まで見るのが礼儀正しいのではありますが、忙しいので先に、この後約束があるので先に、この後また授業があるので先にという人もいます。
要するに顔を出して、お祝いを出し、さらに韓国語で「눈도장(目の判子)」といわれる、目と目の挨拶で来たことさえ相手に分かってもらえればそれで十分だということです。
ということで韓国マナー、もし韓国でお友達や知り合いから結婚式に呼ばれたら、時間があればその日に式場に顔を出せばよく、忙しければ式の前にちょっと顔を出し、お祝いを渡してお祝いを述べて帰ってくるだけでも失礼になりません。式の最中に抜け出し、先に食事をしても怒られたりはしません。