メニューへ 本文へ
Go Top

ライフスタイル

病院文化 その2 看病人

2015-07-06

病院文化 その2 看病人
日本とはだいぶ違う、韓国の病院文化についてご紹介しています。今日はその2回目看病人についてです。それではまず留学生の山田君とお友達の金さんとの会話からです。

金さん 山田君、盲腸で入院ですって
山田君 そうなんです。昨日からお腹が痛くて病院に来たら          入院するように言われて。パジャマとか何もなくて困りました
金さん パジャマはいらないわよ。病院から患者服をくれるから病院の中では  それを着ていればいいし。
山田君 それは良かった。何も準備してこなかったので。
金さん でも手術のあとはすぐには動けないから、看病人が必要かも
山田君 看病人って? 何ですか?
金さん 韓国の病院では保護者か、看病人が患者の世話をすることになっているの
山田君 えっ、完全看護じゃないんですか!!!


今回のMERSの感染拡大でも問題になった、韓国の保護者、看病人の存在。
韓国では看護師は薬を持ってきたり、血圧を測ったり、点滴の様子を見たりというように医師の医療行為を助ける仕事をしています。そのため、たとえば患者が寝起きをするときに支えてあげたり、トイレに行くときに一緒に行ってあげたり、あるいは、病院の売店に何かを買いにいくなどという医療行為以外の雑用は、保護者あるいは看病人がすることになります。
看病人というのは病院の所属というよりは、病院内の機関やYMCAなどに登録されている人です。医療行為をするのではないので、病院関係者というわけではありません。大部分が個人で機関に登録したり、あるいは紹介などを通してやってきます。そして保護者の変わりに患者の面倒を見ます。
だいたい長期入院の高齢者の看病をする人が多いといえます。だいたいは中年以上の女性で、朝鮮族のおばさんもいます。同じ病院で長いこと働いている人が多いのも特徴です。
お年寄りが入院すると、だいたいは家族が看病に付き添いますが、仕事があったり、小さい子供がいたりして毎日病院には行けないというときに、この看病人制度がよく使われます。看病人さんは普通、月曜日から土曜日までで日曜日は休み、日曜日は家族が看病するというのが一般的です。
入院費プラス看病人の料金まで払うことになり、大変だという声を良く聞きます。
ということで韓国マナー、韓国では入院をするときには保護者、あるいは専門の看病人が付き添うことになります

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >