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ライフスタイル

病院文化 その3 病院と葬儀場

2015-07-13

病院文化 その3 病院と葬儀場
韓国の病院文化、日本と違う点をいろいろとご紹介していますが、何といっても私が違うと思うのは韓国の大病院には必ず付属の葬儀場があり、それが病院の大きな収入源にもなっているという点です。それでは今日も留学生の山田君とお友達の金さんとの会話からです。

金さん 山田君、ゼミの李教授のお父さんが亡くなられたんですって。ゼミの皆で一緒にお焼香に行こうと思うの、今晩時間空いてる?
山田君 今晩ですか? いいですよ、アルバイトもないし。
金さん じゃあ初めてだと分かりづらいだろうから、ヨイド聖母病院の入り口で6時に待ち合わせましょう。
山田君 えっ、葬儀場じゃなくて病院で会うの? それも喪服で?
金さん 病院付属の葬儀場が病院の後ろにあるのよ。
山田君 病院付属の葬儀場?!


韓国ではこの病院付属の葬儀場で葬儀をすませることが最近は多くなっています。
昔は自宅で行っていましたが、最近はいろいろと施設も整っており便利だということで病院の葬儀場がよく利用されています。
その病院に入院していて亡くなった方はもちろん、それ以外で亡くなった人でも病院の葬儀場は利用することができます。
日本と違い3日葬、5日葬というように出棺までの3日間、あるいは5日間遺族は葬儀場で一日中、弔問客を迎えることになります。そのため頼めば食事の準備やお手伝いの人まで、全部そろっている葬儀場の方が非常に便利だということになります。
一日中弔問客を迎えるという点が、通夜や葬儀の時間がある程度決まっている日本とは違います。またこれらの葬儀場は大小、いくつかの部屋があり、同時に何組もの葬儀が同時進行で行われています。
そしてそれらの葬儀は宗教により、儒教式、仏式、キリスト教式でそれぞれ進行します。葬儀場の入り口、あるいはホームページには喪主の名前とその葬儀が行われている部屋の番号が案内されており、弔問客はそれを見て尋ねていきます。
ということで韓国マナー、韓国では大病院では病院のすぐ隣に付属の葬儀場があります。その病院で亡くなった方はもちろん、それ以外の人でも利用することができます。ですから韓国で知り合いの葬儀にいくとき、場所が病院でも驚かないでくださいね。

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