2013年の4月から始まった韓国マナーも4年以上が過ぎて、その間に変ってきたマナーも出てきました。それで今月は変ってきたマナーをご紹介していきたいと思います。第1回目の今日はトイレのマナーです。それでは今日もまずは留学生の山田君とお友達の金さんとの会話からです。
山田君 最近、大学のトイレが変わりましたね。
金さん 清潔になったということですか。
山田君 まあそういうことになるのかな。トイレの個室に置いてあったゴミ箱が 無くなりましたよね。
金さん 男子トイレからも無くなったんですね。女子トイレもそうで紙は便器に 流してくださいという張り紙もありますよ。
山田君 そうなんですよ。トイレの下水管が太くなったのかな。それとも水の出 が良くなったのかな。
2014年11月24日の番組の中でこんな説明をしました。「恥をかかない韓国マナー」「韓国のトイレ、トイレットペーパーを便器の中ではなく、ゴミ箱の中に捨てるようにと言う表示があることがあります。その際には便器がつまらないように、ゴミ箱の中に捨てるようにしてください。」
しかしその後、高速道路のドライブインのトイレ、大学のトイレ、地下鉄駅のトイレ、デパートのトイレのような公共トイレからだんだんとゴミ箱が姿を消し始めました。外国人旅行者も増え、トイレ内のゴミ箱に使ったペーパーを捨てることは衛生上良くない、先進国らしくないという意見がでてきたからです。
ではこれまではすぐに詰まると言われてきたトイレの下水管、みんな太くしたのでしょうか。そうではなくトイレットペーパーの質が良くなったようです。昔は厚くてなかなか水に溶けにくいものでしたが、最近では良質の水に溶けやすいトイレットペーパーが普及しています。
ということで韓国マナー、最近では公共トイレの中からゴミ箱が消えています。一般の食堂や公共トイレではまだ残っているところもあります。でも無い場合はどうぞ使った後のペーパーはそのまま便器にすててください。日本と同じように。