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ピープル

「法事を怠れば離婚」

2008-09-26

「法事を怠れば離婚」
本家直系の男性と結婚した妻が1年に12回行わなければならない法事を怠ったために夫と不仲となり、夫が起こした離婚請求訴訟で夫が勝訴するという裁判結果が新聞で伝えられました。

判決によりますと、原告と被告は1981年に結婚し子供2人をもうけましたが、法事の日に妻は夫の実家に立ち寄り法事を終えると、すぐに実家に帰るなどしていたそうです。お義理だけ参加しているといった感じだったんでしょうか?韓国の家で特に本家では「祭祀(チェサ)」と呼ばれる法事が重視されており、一般に嫁は大きな負担を強いられるといわれています。この奥さんはうまく法事から逃げようとしたわけですが、ならばということで旦那さんは、実家ではなく、夫婦が暮らす家で法事を行うことにしたんです。

ところが奥さんは、義理のお父さんとお母さんが法事のために家に来ているにもかかわらず、法事の準備をせずに外出してしまい衝突が起こったそうです。

今回のニュースを聞いて、韓国の人たちが大切にしてきたものも、時代とともに薄れつつあり、世代間のギャップが大きな問題に発展していることを感じました。伝統を守りたいお姑さん、新時代のお嫁さん。世代のギャップばかりでなく、お互いの意見を交換するコミュニケーションの機会も希薄になっていることが今回のような衝突の背景にあるのではないでしょうか。

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