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ピープル

「不況の中のひそかなブーム」

2009-04-17

「不況の中のひそかなブーム」
ウォン安の影響などで、かなりの打撃をうけた韓国経済。
もう街では「不景気ね~」なんていう言葉が挨拶代わりになっているくらい。けれどもみなさん口では不景気と言いながらも、上手に息抜きをしているようです。

そんな不景気真っ只中の韓国、今女性たちの間でひそかなブームになっているのが「下着」なんだそうです。
女性たちがちょっとした小物を買ってストレスを発散することを韓国では「口紅効果」と呼んでいるそう。高いものは買えないけれども、手ごろなリップスティックを買い換えて気分を新たにするといった現象をいいます。
これまで、不況になると、まずは、化粧品にこの「口紅効果」というものが現れていたんだそうですが、最近は、ちょっとした贅沢に「下着」を選ぶ人が増えているそうなんです。
今、女性たちに売れているのは、とりわけ派手な下着なんだそう。
不景気で春物の服を求めるのが難しくなり、比較的価格が安い下着で買い物欲を満たそうとしている女性が増えているためだそうです。
今年1-3月の下着売上高は前年同期比20%前後増。
下着ブランド「ヴィヴィアン」のスリップ販売量は15%前後伸びたそうです。
また、ヴィヴィアン関係者は「一部だけで人気だったTバックなどの商品の販売が年初来60%以上伸びた。不況の中、派手で大胆なスタイルの商品が人気を集めている」と分析しています。

さて、この不景気で人気を集めているもの。続いては、「デパートのリフォームサービス」。
ソウル竜山(ヨンサン)アイパーク百貨店によると、デパートファッション館内のリフォーム・リペア(修繕・修理)サービスの売上が、昨年10月から毎月10%以上、着実に増え続けているというんです。
昨年2月に750万ウォン程度の売上だったものが、先月は1200万ウォンに増加。特に昨年は1週間で1、2件だった中古品リフォームの依頼が全売上の30%を占めるほどになっているんだそうです。 エコですね。
作り変えて楽しむというのも値段以上に楽しいもので、お得感たっぷりですから…。このデパートでは、これまで、リフォーム専門に店をやっていた方たちを新たにスカウトしてきまして、リフォームコーナーを充実させているということです。

さて、最後は、不景気とともに新しく生まれた流行語をご紹介しましょう。
今注目のワードは、「デジタルコクーン」です。コクーンとはお蚕、繭のように家の中に閉じこもり、デジタル機器で遊ぶ人たちのことを言うのだそうです。
今の若いお父さんやお母さんたちは、電子機器になれている世代でもありますからね。なかも、ゲーム機で遊ぶというのが主流のようで、デジタルコクーン家族は、任天度のWIIなどを使って一日中家で遊んでいるそうです。
不況が続く韓国、デジタルコクーン族が成虫になり外に出かけるのはいつのことになるのでしょうか。

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