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ピープル

「日本人を狙ったボッタクリにご用心」

2009-06-12

「日本人を狙ったボッタクリにご用心」
このところ、日本人の観光客の急増に伴って、観光地では日本人をターゲットとしたボッタクリが増えているという内容の記事が新聞で伝えられています。日本の方も今がチャンスと韓国にやってきますが、観光地で商売をする人も今がチャンスということなのでしょうか。

もっとも被害が多いといわれているのは、タクシーです。韓国では、7人乗りくらいの「ジャンボタクシー」と呼ばれる大型タクシーがありますが、公に認められている大型タクシーの色は、黒。白いボディーにもかかわらず「ジャンボタクシー」と書いてあるのは、ほぼ認可を受けていないタクシーです。呼び込みも巧みなそのタクシーについつい乗ってしまい法外な値段を要求されるケースが増えています。
こうしたトラブルへの対策として、ソウル市では、外国人専用タクシーを設けまして、ボッタクリの被害から外国の人たちを守ろうという対策も行っています。外国人専用タクシーのボディーの色はオレンジ。日本語、英語に対応するタクシーが用意されています。

一方、日本人が必ず立ち寄る観光地、「明洞」では、はやりボッタクリの被害が相次いでいるそうです。明洞では、ほとんどのお店で日本語が通じますので、日本人にとっては、便利なショッピングタウンではありますが、その分、問題もいろいろあるようですね。特に、問題になっているのが露店だそうで、トッポギ、てんぷら、焼き鳥などの食べ歩きグルメは、1000ウォンから2000ウォン。けれども日本人観光客には5000ウォンぐらいを要求してくるというのです。通りかかった韓国人が露天の値段を不思議に思い、見るに見かねて店主を注意する光景なども見られます。円高の今、円に換算すれば4000ウォン程度。とはいえ、吹っかけられるというのはなんとも気分の悪いもの。外国からのお客様を受け入れるホスピタリティーが大きく問われているのです。

また、明洞の街には、スパー銭湯のような大型サウナが点在します。韓国エステの定番「あかすり」を一度体験しようと多くの外国人が訪れるのですが、そちらでは、韓国人ならば、1万ウォン程度のところを日本人は、8万ウォンから10万ウォン程度を採られてしまうというのです。もちろん外国人の場合は、言葉が通じないので、入浴料、あかすりがすべてパッケージになっているという大儀名文はあるのですが、日ごろ頻繁にサウナを利用している韓国の人たちからは、ちょっと高すぎるのではないかという声も聞かれます。

こうした問題を受けてソウル市では、観光地や繁華街など、外国人が集まるところには、無料通訳ボランティアを配置したり、ボッタクリの取り締まりを強化につとめています。

韓国ブームの間にしっかり稼ぎたいというお店の人たちの気持ちもわかりますが、やっぱり『もう一回遊びにいきたい国』と、韓国に好印象を持っても割らなくては、観光産業の発展は難しいのではないでしょうか。

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