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ピープル

寒波の影響

2011-01-14

寒波の影響
韓国の住宅は、床暖房で暖をとりますが、連日の寒波で電力消費量が過去最高となっています。

今月10日お昼ごろ、韓国では過去最高の7184万キロワットの電力消費量を記録しました。電力消費量は今月7日にも最高記録(7142万キロワット)を更新したばかりでしたが、わずか三日で記録を塗り替えたことになります。
夏の暑さはなんとか耐えられても、冬の厳しい韓国で暖房をつけないわけにはいきません。 知識経済部(省に相当)の関係者は、「最近の景気回復に加え、度重なる寒波の襲来によって、電力消費量が急増している。特に電気暖房器具の普及により、一年のうち電力消費量が増加する時期が、夏から冬に移行している」と話しています。
 この記録を更新した日の予備電力は407万キロワットで、電力予備率(電気生産能力のうち、使用せずに残っている割合)は5.7%だった。通常の電力予備率は10~20%だが、今冬は過去最低水準の6%以下まで落ち込んでいる。電力予備率が6%以下になると、一部地域で停電や送電制限が起こる可能性があるそうなんですよ。
ところで、寒波がもたらした影響で電力ばかりではありません。それは、「露店」です。

露店のおやつは冬の楽しみの一つですが、今年はその露店が激減しているそうです。実はこの寒さのなかで燃料費が上がり、採算があわないということで、露店が営業しないのだそう。

日本人観光客でにぎわう明洞の街や、ソウル・永登浦駅の近隣の露店商が多く集まる場所でも、シートに覆われたまま店を開けていない露店用リヤカーが3割ぐらい見られます。今年は、屋台などで使われる燃料ガスが年明けから値上がりしているそうで、屋台では平均2日で1缶ぐらいの燃料ガスを使うそうですが、年が明けてから一缶4万ウォンだったものが4万3000ウォンに値上がり。これを円で計算すれば、約2920円から3150円くらいの値上がりとなります。

寒波と物価高の影響でソウルの名物にも大きな影響が出ています。

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