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旅行

韓国の伝統音楽の魅力を紹介しているソウル南山国楽堂

2011-04-19

韓国の伝統音楽の魅力を紹介しているソウル南山国楽堂

ソウル地下鉄3号線と4号線が交差する忠武路(チュンムロ)駅の3番出口を出て200メートルほど歩いていくと、観光スポットとして知られる南山(ナムサン)コル韓屋(ハノク)マウルがあります。そして、その中にあるソウル南山国楽堂では華やかな春の花と風情あふれる韓国の伝統屋敷の韓屋(ハノク)の美しさ、韓国の伝統音楽と文化、このすべてを楽しむことができます。

ソウルには南山国楽堂の他にも、国立劇場や国立国楽院などの国楽専門の公演場があります。しかし、韓屋造りの南山国楽堂は朝鮮時代、詩人や画家が風流を楽しんだ南山にあるということで特別に感じれらます。

ソウル南山国楽堂は韓国の伝統音楽、国楽を紹介している建物で、規模が大きく、周りの自然と調和してひときわ美しく感じられます。2009年、韓国建築文化大賞で大統領賞を受賞した韓屋造りの建物は古くはありませんが、韓国の伝統的な建築様式を活かしていて、館内のインテリアにも韓屋の窓で見られる格子など、韓屋のデザインを取り入れ、韓屋の風情を感じさせます。

また、観客と出演者が一つになって楽しめる伝統的なマダンノリ、つまり屋外で行われる公演の雰囲気を出すために、客席と舞台との距離はぐっと短くしてあります。音響システムにも気を遣い、設計の段階から舞台で演奏される楽器の生の音がマイクを使わなくても客席の隅々まで届くように工夫してあるため、出演者の顔や手足の細かい動き、声や音楽がそのまま伝わってきて、臨場感あふれる舞台を楽しむことができます。

国楽を聞いて帰るだけではもの足りません。ソウル南山国楽堂には国楽の公演だけではなく、伝統文化を体験するプログラム「美秀茶(ミスダ)」も企画されています。伝統衣装の韓服(ハンボク)を着て、伝統的な礼儀作法を習い、茶道を体験するイベント、伝統音楽を聞いたり伝統楽器を簡単に習ってみたりするイベントがあります。韓服できれいに着飾り、お茶と音楽で心も美しくなるという意味で「美秀茶」と名付けられました。100分にわたって進められる伝統文化体験イベント「美秀茶」の参加費は1人5万ウォン。少し高いと感じるかも知れませんが、英語や日本語での案内が可能で、内容も充実しているため、去年も2500人あまりの外国人観光客が参加しています。

韓服を着て、2千年の歴史を持つ韓国の茶道「茶礼(タレ)」を習い、韓国の伝統楽器について一つ一つ、詳しい説明と音、合奏を聞いていると、韓国の伝統音楽、国楽に対する関心と理解も高まっていきます。

韓国の伝統音楽とともに華やかな季節、春を楽しむことができる所、ソウル南山国楽堂に出かけてみませんか。

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