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ワクチンのキャンセル待ち予約サービス

2021-06-12

ニュース

ⓒYONHAP News

韓国では新型コロナのワクチン接種予定者が体調不良など急な事情でキャンセルした場合、携帯電話のアプリを通じて希望者が代わりに接種を受けることができるようにするキャンセル待ち予約サービスの運用が始まり、人気を集めています。

韓国ではアストラゼネカ製ワクチンの接種が進められていますが、開封から6時間以内に接種できなかった場合は廃棄対象となることから、ワクチン接種を予約した人が何らかの事情で突然キャンセルした場合、ワクチンは無駄になります。

ワクチンの量が限られている中、キャンセル待ち予約サービスはワクチンの無駄をなくし、より多くの人たちがワクチンを接種できるようにする取り組みです。

キャンセル待ち予約サービスを利用すると、突然キャンセルが出てワクチンに余りが出た医療機関をリアルタイムで把握することができ、優先接種の対象でない人も接種することができます。

モバイルやパソコンに不慣れな60歳以上の人は電話や直接訪問することでも予約が可能で、60歳未満の人は携帯のアプリを通じて予約することができます。

キャンセル待ち予約サービスを通じて余ったワクチンを接種した人は先月27日から今月6日まで1万9110人に上ります。

韓国ではアストラゼネカ製のワクチンを中心に接種が進められています。

当初はワクチンの副反応への懸念から予約率が低調でしたが、ワクチン接種者に対する優遇措置やキャンセル待ち予約サービスなどで、ワクチン接種の進捗は時間が経つにつれてスピードが早くなっています。

11日までに、全人口の5人に一人に当たる20.6%、1056万人 が1回目の接種を終えました。

2回目の接種まで終えた人は263万人で、全人口の5.1%です。

韓国では75歳以上の高齢者や医療従事者からワクチン接種が始まりましたが、接種対象の年齢は段階的に引き下げられ、今週からは60歳から64歳の人も対象になりました。

6日からは軍の医療施設で30歳未満の将兵らを対象にファイザー製ワクチンの接種も始まっていて、10日からは30歳以上、60歳未満の予備軍、国防及び外交関係者のワクチン接種も始まりました。

15日からは保育園や幼稚園、小学校1、2年生を担当する教師を対象にファイザー製のワクチン接種が始まる予定です。

着々とワクチン接種が進む中、ワクチンのキャンセル待ち予約サービスは、ワクチンを無駄にすることなく、より多くの人たちがワクチンを接種することに貢献しています。

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