宮崎駿監督の長編アニメーション映画「君たちはどう生きるか」が韓国でも大ヒットとなっているなか、同じタイトルの小説も、韓国で人気となっています。
大手書店の教保(キョボ)文庫が発表した最新の総合ベストセラーランキングで、日本の作家、吉野源三郎の小説「君たちはどう生きるか」の韓国語版は、前の週から55ランク上昇し、18位となりました。
青少年部門では1位になっています。
小説と映画はまったく別のストーリーですが、宮崎駿監督がこの小説に影響を受け同名のタイトルで制作した映画が大ヒットしたことから、小説にも関心が集まっているものとみられます。
映画の「君たちはどう生きるか」は、韓国で先月25日に封切られ、公開から6日目に観客動員数が累計で100万人を突破しました。
一方、書籍の総合ベストセラーランキングで過去に10位以内に入った日本の作品は、村上春樹の「街とその不確かな壁」の韓国語版が3位、漫画「推しの子12」の韓国語版が5位と、2作品だけで、吉野源三郎の小説「君たちはどう生きるか」が3番目のトップ10入りとなるか、注目されます。