アメリカは、14日、人身売買についての定例報告書を発表し、韓国が人身売買根絶のための基準を完全に守っているとして、去年に続いて3つの等級のうち、最上級の1等級に分類しました。報告書は、「韓国政府が、問題を深く認識し、犠牲者を支援して、人身売買の犯罪者を法的に処罰し、人身売買関連法の向上に努力してきた」として、オーストラリア、イギリス、カナダなど1等級の国、25カ国の中に韓国を含めました。そのうえで、報告書は、「韓国は、フィリピン、タイなど東南アジア諸国から売買される女性の中間経由地または目的地となっており、中国やロシアの女性も韓国に売られてきている。韓国女性も日本やアメリカに人身売買されており、時には、カナダを経由してアメリカに到着することもある」としています。ところでこの報告書は、日本を特別監視対象国に含め、「日本の人身売買には国際的な犯罪組織のヤクザがかかわっている」として憂慮を示し日本政府に対して厳しい取り締まりを行うことを求めています。