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良心的兵役拒否に有罪判決 大法院

Write: 2004-07-16 00:00:00Update: 0000-00-00 00:00:00

宗教的な理由で兵役義務を拒否し兵役法違反の罪に問われているいわゆる良心的兵役拒否者に対して最高裁にあたる大法院が、有罪判決を言い渡しました。兵役を拒否した兵役法違反で1審と2審で懲役1年6カ月の判決を言い渡されたチェ・ミョンジン被告(23)に対する判決が15日、大法院で行われ、1審と2審の有罪判決を有効とし、上告を退ける判決が出されました。判決は、「良心の自由が国防の義務に優越する価値とはいえない。南北が分断している韓国の特殊性から、国防の義務が履行されず国の安全保障が守られなければ、国民の尊厳や価値も保障されない」としています。しかし大法院は、裁判官13人のうち1人が、良心の自由と国防の義務が衝突した場合、良心の自由が尊重されなければならないとして有罪ではないという少数意見を出しました。また5人の裁判官が軍隊に代わる代替服務制の充実を指摘しました。このような良心的兵役拒否者に対する裁判は、現在300件ほどあり、この大法院判決は、これらに影響を及ぼすものとみられています。

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