韓国南部の釜山郊外で15日墜落した中国の国際航空のボーイング767型機の事故原因の調査が17日から本格的に始まりました。建設交通部の中央事故対策本部は17日、中国国際航空の安全担当者やアメリカのNTSB=国家運輸安全委員会とともに事故機から回収されたボイスレコーダーとフライトレコーダーの解読作業に備えて、事故現場の検討を行いました。18日から始まる2つのレコーダーの解読には、韓国側2人、中国から1人、アメリカから2人が参加します。合同調査団はまずボイスレコーダーの解読から始めることにしていますが、全体的な解読には1週間ほどかかるものと見られています。一方、合同調査団は、病院に入院している事故機のパイロット呉新禄氏を対象に正常の旋回ルートを1.5キロも外れた経緯などについて調査を行う予定です。合同調査団によりますと16日のパイロットに対する調査で呉機長は、金海空港にはこれまで5回、南の滑走路から入ったが、着陸の準備段階で旋回飛行したのは今回が初めてだったという事です。