韓国で初めて、体細胞クローン牛の両親を持つ子牛が生まれました。
農村振興庁の畜産研究所は1日、体細胞クローンで生まれた雄のクローン牛と雌のクローン牛を人工受精させ、雌の子牛1頭が生まれたと発表しました。また同時に人工受精した他の雌の牛1頭も近く出産する予定です。畜産研究所によりますと、クローン牛の両親を持つ子牛が生まれたのは、韓国では初めてで、世界では2004年にフランス、2005年に日本であり、これで3例目となりました。
研究所の関係者は今後、クローン牛の生産技術を普及させるために、クローン牛の生産効率を高める技術と、クローン牛の繁殖能力や生理機能についての研究を進めることにしています。畜産研究所は99年12月に生まれたクローン牛の「セビット」を手始めに、これまでに20頭のクローン牛を作り出して、雄2頭、雌15頭を飼育しており、雌のクローン牛の場合、すでに5頭の子牛を産んで、繁殖能力が立証されています。