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サイエンス

ダウン症の手がかり発見 全南大の研究チーム

Write: 2006-08-16 07:51:15Update: 0000-00-00 00:00:00

ダウン症胎児の脳から多く発見される、遺伝子を抑制できる転写抑制複合体が韓国の研究陣によって初めて発見されました。
全南(チョンナム)大学の遺伝子制御医科学研究センターが14日発表したところによりますと、ダウン症候群の遺伝子を治療できる「AP4/Geminin」という転写抑制複合体を発見したという内容の論文をアメリカの科学アカデミー紀要、PNASの最新号の電子版に発表したということです。
研究を担当した金敬根(キム・ギョングン)教授ら3人の教授は、この論文で、AP4/Gemininの転写抑制複合体がダウン症候補遺伝子の転写抑制にかかわっていることを突き止めたとしています。
金敬根教授は「さらに研究すれば、複合体の調整を用いた遺伝子治療法を開発できるだろう。治療的な流産手術が厳しい、早期に発見されたダウン症胎児を対象に遺伝子治療を試みることができるものと考えられる」と話しています。

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