サイエンス
がんによる死亡率は肥満に比例 延世大学研究チーム
Write: 2006-08-24 07:45:50 / Update: 0000-00-00 00:00:00
延世大学保健大学院の池善河(ジ・ソンハ)教授のチームが23日発表したところによりますと、肥満の人は正常体重の人よりがんにかかって死亡する確率が4倍以上高く、心血管病や脳血管病による死亡率は最高3倍も高いことが分かりました。
延世大学保健大学院の池善河教授のチームが、国民健康保険公団、アメリカのジョンスホプキンス大学の保健大学院と共同で、1992年から韓国人120万人を対象に調査した結果、肥満の度合いが高い人は正常体重の人に比べて、腎臓がんの場合、死亡率が男性は4.35倍、女性は2.6倍も高く、がん全体の平均死亡率は1.5倍も高いことが分かりました。
また、心血管病や脳血管病の場合、肥満度が高い人が正常体重の人より男性は3.04倍、女性は1.67倍も高いということです。
池善河教授チームは、30歳以上の韓国人120万人を対象に12年間追跡調査し、こうした結果をイギリスの医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」にこのほど発表しました。
池善河教授は、現代人の死亡原因の大部分を占めるがんや心血管病、脳血管病の原因は肥満だという学説を裏付ける結果だと指摘し、この研究結果をもとにさらなる研究が進められ、がんによる死亡率の低下に寄与することを期待したいと話しています。
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