三星電子が、世界で初めて40ナノ技術を利用した32ギガNANDフラッシュメモリーの開発に成功しました。
「ナノ」は、10億分の1を表す単位で、40ナノは、髪の毛1本の3000分の1の細さです。またメモリー容量の32ギガは、世界の人口の5倍にあたる328億のメモリー基本素子が爪の大きさに集積しているものです。
このNANDフラッシュ16個を搭載した64ギガバイトのメモリカードを製作すれば、高解像度写真3万6000枚、映画40本、新聞400年分の情報を保存することができます。
またこのカード10枚で国会図書館の蔵書220万冊分の情報を貯蔵することもできます。
三星電子が開発に成功した40ナノ32ギガNANDフラッシュメモリーは、1971年に初めて不揮発性メモリが開発されて以来使用されてきたフローティングゲート技術の限界を克服したCTF=チャージ・トラップ・フラッシュ技術を世界で初めて取り入れたものです。