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サイエンス

血糖調節機能を持った新たんぱく質 韓国の研究陣が発見

Write: 2006-09-12 15:30:18Update: 0000-00-00 00:00:00

人の身体の血糖値を一定レベルに維持する新しいたんぱく質が世界で初めて韓国の研究陣によって発見されました。
ソウル大学たんぱく質合成酵素ネットワーク研究団の金ソンフン教授チームと、ソウル峨山病院の李ギオプ教授チームは、血糖数値を一定水準に維持する「AIMP1」という名前のたんぱく質を発見し、この論文をアメリカの科学雑誌「国立学術院会報」に掲載したことを明らかにしました。
これまで血糖は、「インシュリン」と「グルーカゴン」というホルモンによって調節され、バランスが崩れた時に糖尿など代謝疾患となるとされてきましたが、今度の研究でこのたんぱく質が「グルーカゴン」を作り出すと同時に、肝臓に貯蔵されていたブドウ糖を分泌させるなどして直接、間接的に血糖維持に影響を与えることが初めて確認されました。
たんぱく質「AIMP1」は、血糖調節能力が速く、効果も長続きすることから、今後、糖尿病の治療に活用されるものと期待されています。

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