人間の脳の中で神経細胞間に刺激を伝達するSynapseの生成を促進する新しいたんぱく質が、韓国の研究陣によって初めて発見されました。
大田にあるKAIST=韓国科学技術院生命科学科の金ウンジュン教授のチームは、「NGL」という名前の新しいたんぱく質が、脳の中の興奮性Synapseの生成に関わりがあるという事実を発見し、世界的な神経科学雑誌「ネイチャーニューロンサイエンス」9月号に研究成果を掲載することになったと18日、明らかにしました。
金教授のチームは、このたんぱく質とつながっている「ネトリンG」という物質が精神分裂症をはじめ多様な脳疾患と関連性がある可能性が高いとみており、今後、関連疾患の治療に新たな転機をつくるものと期待しています。