韓国映画界の第一人者、イム・グォンテク監督の「酔画仙」が第55回カンヌ国際映画祭で韓国人としては初めて監督賞を受賞しました。韓国映画がカンヌ映画祭のコンペ部門で受賞したのは初めてで、イム監督は、一昨年にも「春香伝」でカンヌ映画祭にその名を加えて、今回はアメリカの「パンチドランク・ラブ」のポール・ト-マス・アンダーソン監督とともに監督賞を受賞しました。受賞の挨拶で、イム監督は、「この賞は、韓国だけでなく北韓も含めた韓国民族に与えられた賞と思っています」と感想を述べました。イム監督の「酔画仙」は、朝鮮時代末期の画家、張承業(チャン・スンオブ)の生涯を描いた作品で、今月10日封切りされ26日までのおよそ2週間に全国で48万人の観客がこの映画を鑑賞しています。