韓国では農村の独身男性の10人に4人が外国人女性と結婚するなど、国際結婚が増えていますが、一方では離婚も大きく増えています。
最高裁判所にあたる大法院は15日、国際結婚と離婚についての調査結果を発表しました。
それによりますと去年1年間に届け出があった国際結婚は3万971件でした。
一方、国際結婚して離婚したケースは6187件で、全体の離婚件数の4.9%を占めました。
このうち外国人女性と離婚したケースが3924件で、全体の63.4%を占め、外国人男性との離婚よりはるかに多いことが分かりました。
国際結婚は1990年には100組のうち1組に過ぎませんでしたが、ここ数年、農村地域の男性の国際結婚が増え続け、2005年には100組のうち13組が国際結婚しており、配偶者の国籍も96カ国と多様になりました。
農村地域の男性の多く結婚相手に苦肉の策として外国人女性を選択していますが、文化的、社会的な違いを克服できず離婚するケースも多く、国際結婚が必ずしも幸せな家庭に結びついているとは限らないようです。