ＫＢＳやＳＢＳの地上波のテレビ番組を、テレビ画面だけでなく超高速インターネット回線を利用したＩＰテレビ（Internet Protocol Television）で視聴できるサービスが来月中旬から始まる予定です。
放送通信委員会から「ＩＰ放送」の事業者に選ばれた通信最大手のＫＴは、このほど、ＫＢＳやＳＢＳとの間で、プログラムの使用料についてはサービスを始めた後で協議するという条件でＩＰテレビの開始におおむね合意しました。
これによってＫＢＳやＳＢＳのテレビ番組が来月中旬からは、ＫＴが運営するＩＰ放送の「メガＴＶ」を通じて地上波と同時にリアルタイムで見ることができるようになります。
ＫＴが地上波テレビ局との交渉をまとめたことから、ほかの「ＩＰ放送」事業者であるＳＫブロードバンドと、ＬＧデイコムの２社と、ＫＢＳなど地上波テレビ局との交渉にも弾みがつくものとみられています。
ＩＰテレビ事業については、放送通信委員会が告示すれば、地上波テレビ局などは、ＩＰテレビに番組を提供することが義務付けられています。