去年6月に南北出身の親の間に生まれた3兄妹を含む韓国のトラ52頭がシベリアトラとして国際血統登録されました。
ソウル動物園は1日、ドイツのライプチヒ動物園が管理するトラの国際血統登録に、韓国のトラ52頭がシベリアトラとして登録され、血統が認められたと明らかにしました。
血統登録されるとそれぞれのトラに固有番号が与えられ、国際的な交配が可能となります。
ソウル動物園の関係者は、「国際的な交配ができないと近親交配による繁殖の可能性が高まり、奇形や遺伝的疾患、体型の変化、個体数の減少などの原因になる。今回の登録で種の保存が容易になった」と期待感を示しています。
ソウル動物園では2005年から近親交配による繁殖を防ぐため、それぞれの動物に電子チップを埋め込んで個体識別するなどの方法で血統を管理してきました。
ソウル動物園はこのほか、天然記念物に指定されているコウノトリ6羽など、園内で飼育している動物13種133頭が最近国際血統登録されたと明らかにしました。