韓国南部の全羅南道高興郡に建設されていた羅老(ナロ)宇宙センターが完成し、11日午後に竣工式が行われます。
竣工式は、韓国初の宇宙飛行士、イ・ソヨンさんの司会で進められる予定です。
羅老宇宙センターは2000年12月に着工し、およそ9年に渡る工事を経て完成しました。
羅老宇宙センターは500万平方メートルに及ぶ敷地に、発射台や発射統制センター、ロケット組立棟、レーダーなどの追跡装置、宇宙科学館など、先端施設が建設されています。
発射台は重さ100キロの衛星を打ち上げることができ、7月末に科学技術衛星2号を搭載したロケット「羅老」を打ち上げる予定です。
このロケットは1段目はロシアで製作され、2段目は韓国で製作されました。
発射台は今のところ100キロの衛星を打ち上げることができますが、2017年までに1.5トンの実用衛星を打ち上げることができる発射台を新たに設ける計画です。