活発な梅雨前線の影響で、釜山など南部で大雨が降り、被害が出ています。
気象庁によりますと、降り始めから16日午前11時までの各地の雨量は、釜山275ミリ、慶尚南道河東(ハドン)が226ミリ、慶尚南道鎭海(チンヘ)が214ミリなどとなっており、なかでも釜山市南区大淵洞(テヨンドン)では16日午前7時20分からの1時間に86ミリという、バケツをひっくり返したような大雨が降りました。
この大雨で、釜山市では、16日、市内の293の小学校が休校になったほか、中心部の主な道路が浸水して通行止めになり、空の便やフェリーの欠航が相次ぎました。
また慶尚南道馬山(マサン)と昌原(チャンウォン)で土砂崩れがあり、住宅2棟が土砂に埋もれて、中にいた2人が死亡しました。
さらに、馬山市では、中心部の三さ路が腰の高さまで浸水して通行止めとなり、鎭海でも道路15カ所が通行止めになりました。
気象庁は、南部地方はさらに最大で100ミリの雨が降るとみて注意を呼びかけています。