麻薬探知犬の体細胞を利用して誕生したクローン犬6匹が麻薬探知犬として正式に認定され、19日から仁川国際空港などの税関に配置されました。
麻薬探知犬の訓練を行っている関税庁は、おととしソウル大学が進めていたクローン犬プロジェクトに、麻薬探知犬として活動していた「チェイス」という名前のラブラドドール・レトリバー種を提供し、ソウル大学は体細胞をコピーするクローン技術を利用して、「チェイス」のクローン犬7匹を誕生させました。
この7匹は関税庁の探知犬訓練センターで1年あまり訓練を受け、このうち、訓練中に怪我をした1匹を除く6匹がこのほど麻薬探知犬として正式な認定を受けました。
韓国では麻薬探知犬になる訓練を受けた犬のうち、最終的に合格するのは30%にとどまっている上、1匹あたりの訓練費が4000万ウォンもかかることから、関税庁はこのクローン犬事業で5億6000万ウォンの経費を節減することができたと説明しています。
6匹の麻薬探知犬は19日から仁川国際空港や金浦空港、仁川税関などに配置されました。