今年の夏は、猛暑や熱帯夜がほとんどなく、平年に比べると涼しい気候が続いています。
気象庁によりますと、今月1日から29日までのソウルの平均気温は24度8分で、平年より1度2分低いなど、10大都市の平均気温は24度1分と、30年間の平均気温より0度9分低くなっています。
また、10大都市で、明け方の最低気温が25度を上回る熱帯夜になったのは延べ11日に止まり、去年の32日に比べると3分の1に過ぎません。
このうち、ソウルで熱帯夜を記録したのはわずか1日で、去年までの平均8.8日を大幅に下回り、春川(チュンチョン)と大田(テジョン)では熱帯夜が1日もありませんでした。
気象庁は、今年の夏は韓半島の上空に冷たい空気が流れ込んで、高温多湿な北太平洋高気圧が北に勢力を伸ばせないため、涼しい夏になっており、このような気候は来月上旬まで続く見通しだと説明しています。