延期されていた韓国で初めてのロケット「ナロ号(KSLV-1)」の打ち上げが来週11日に行われることが決まりました。
韓国が初めて自力で人工衛星を搭載して宇宙に向けて打ち上げるロケット「ナロ号(KSLV-1)」は、7月30日に韓国南部の全羅南道高興(コフン)郡ウェナロ島にある羅老(ナロ)宇宙センターから打ち上げられる予定でした。
しかし1段目のロケットの製作を担当しているロシア側が、テスト用のソフトウエアに欠陥が見つかったとして、1段目のロケットのテストを延期したため、ナロ号の打ち上げは延期されていました。
その後、先月30日にロシアで行われたロケットの燃焼テストが成功したため、教育科学技術部はロシア側と協議して、来週11日に科学衛星2号を搭載したナロ号を打ち上げることを決めました。
教育科学技術部の関係者はナロ号の打ち上げに向けた日程について「打ち上げ直前まで韓国とロシアの技術陣が共同で最終チェックにあたり、打ち上げ2日前にロケットを発射台に移動させ、前日にリハーサルを行う予定だ」と説明しました。