宇宙オリンピックとも呼ばれる国際宇宙会議が12日、韓国中部の大田市で始まりました。
国際宇宙会議は、宇宙に関連する機関や企業などでつくっている団体、「国際宇宙航行連盟」が毎年秋に開催しているものです。
今回の会議には、韓国を含むアメリカ、ロシア、ヨーロッパ、日本など14か国の宇宙に関連した政府部署の関係者や、国際機関、企業の代表などが参加しました。
今回のテーマは「持続可能な平和と発展のための宇宙」で、会議は16日まで5日間開かれ、宇宙関係の国際協力、宇宙探査、宇宙と気候変動の関係、宇宙と平和などについて1500あまりの論文が発表される予定です。
李明博大統領は開会式のあいさつで、「人類の生活の質を高めるために国際社会がこの分野の研究成果を共有すべきだ」と述べ、宇宙分野の国際協力を促しました。
この会議に先立って、大田市のエキスポ公園では9日から、アメリカNASAの月着陸船の模型や月の岩石などを展示する催しや、宇宙から送られてくる電波を分析して宇宙の生命体を探すプログラムなども始まっています。