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サイエンス

ゼロ・エネルギー目指す住宅がオープン

Write: 2009-11-09 15:04:55Update: 0000-00-00 00:00:00

電気や石油などエネルギーの供給を受けなくても、住宅内で必要とするエネルギーをすべて作り出すことのできるモデル住宅が9日オープンしました。
これは韓国大手の建設会社、三星物産が京畿道(キョンギド)龍仁(ヨンイン)市にオープンした、いわゆる「ゼロ・エネルギー」モデル住宅です。
この住宅は広さ400平方メートルの1階建てで、屋根には太陽熱を集めるための176枚のパネルを取り付けて電気エネルギーを生産し、庭にある小規模の風力発電機で電気を供給します。
また住宅には内部の冷暖房が外に漏れないように3重の窓をつけており、断熱材は既存の製品より薄いものの効果は9倍も優れているなど、あわせて68種類の環境に優しい新しい技術が取り入れられています。
これらの技術で、生活するためにこれまで必要だったエネルギーの56%を削減でき、残りの44%のエネルギーは太陽熱などのエネルギーですべてまかなうことができます。
このため外部からのエネルギーの供給は必要がなく、石油など化石燃料を使用しないため、二酸化炭素の排出もないということです。
三星物産はモデル住宅に取り入れられた技術のうち、経済性の高い20種類の技術は、実際のアパートにも順次適用していき、2013年には、アパート全体のエネルギーのうち半分を占める冷暖房用のエネルギーの消費量を100%減らしたいとしています。

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