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サイエンス

成長調節のマイクロRNAを発見 ソウル大研究グループ

Write: 2009-12-11 15:20:32Update: 0000-00-00 00:00:00

成長調節のマイクロRNAを発見 ソウル大研究グループ

韓国の研究グループが体の成長を調節する遺伝物質を初めて発見しました。
ソウル大学生命科学部のキム・ビッネリ教授の研究グループは、ショウジョウバエの8番目のマイクロRNAが細胞の成長と代謝に影響を及ぼすことを発見し、その研究結果がアメリカの科学専門誌「セル」の11日付に掲載されました。
マイクロRNAは細胞内にごくわずかに存在する遺伝物質のひとつで、他の遺伝子の発現を調節する働きを持っています。
この研究グループによると、8番目のマイクロRNAを人工的に除去して突然変異させたショウジョウバエと正常なショウジョウバエを比較した結果、突然変異を起こしたショウジョウバエは正常なショウジョウバエに比べて体や羽の長さ、重さなどが20~30%程度小さいことが分かったということです。
8番目のマイクロRNAは人間の体の中でも同じ機能を持っており、こうした研究結果は人間の疾病と関連した研究にも応用することができるため、今後この分野の研究が活発に進められる契機になると評されています。

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