「春の招かざる客」と呼ばれる黄砂ですが、去年は春よりむしろ秋と冬に黄砂が多く観測されたことがわかりました。
気象庁が21日に発行した「2009年黄砂報告書」によりますと、去年黄砂が観測された日は全国平均で7.7日で、ここ10年間の平均9.2日より少なくなっています。
また、去年、韓国のいずれかの地域で観測された計10回の黄砂を季節別にみると、3月~5月の春に4回、9月~11月の秋に3回、12月~2月の冬に3回観測されており、春以降の季節に多く観測されています。
さらに、春の黄砂観測日数は全国平均で2.5日で、ここ10年間の平均7.5日の3分の1に留まっています。
去年観測された黄砂の発源地としては、モンゴルが全体の70%を占めており、満州地域が30%となっています。