無線で電気の供給を受けて走るオンライン電気車(On-Line Electric Vehicles)が世界で初めて韓国で実用化され、9日、ソウル大公園で運行を開始しました。
オンライン電気車は、道路5センチ下に埋設されている特殊な電線から発生する磁場を動力に変えて走らせる電気車で、大気汚染がなく、ハイブリッド車のように充電する必要がないため、次世代電気車として注目されていますが、海外で実用化した例はまだありません。
ソウル大公園に設けられたオンライン電気車は、駐車場から動物園やテーマパークの入り口を結ぶ循環道路の2.2キロの区間を走ります。
9日にはこのシステムの完成式が行われ、ソウル市の呉世勳(オ・セフン)市長、国立の理工系大学のKAIST=韓国科学技術院の徐南杓(ソ・ナムピョ)総長らが出席しました。
ソウル市は、ソウル大公園でオンライン電気車の運行がスムーズに行われれば、ソウル市内の中央バス専用車線に電線を敷いて、バス路線にも拡大導入する計画です。