中国からの黄砂が韓国を覆い、15日夕方から黄砂注意報が出されました。
気象庁によりますと、この黄砂は中国のゴビ砂漠と中国北部、それに満州から発生し北西気流に乗って韓国に渡ってきたものです。
このためソウルを初めとする中部地方は黄砂注意報が16日午後1時まで出され、ソウルの場合、濃い黄砂で肉眼で見える可視距離は6キロと、普段の半分ほどまでに悪くなりました。
また微細チリの濃度が高くなり、1立方メートルあたり400マイクログラムを超えて、普段より8倍もチリが多くなっています。
気象庁では黄砂は16日まで続く見通しで、黄砂とともに強い風が吹いており、17日の予想最低気温が氷点下4度など全国的に冷え込むとして、お年寄りや呼吸器の弱い人は外出を控えるよう呼びかけています。