来月9日に科学衛星を搭載して打ち上げる予定のロケット『ナロ号』の打ち上げ準備が着々と進められています。
韓国南部の全羅南道高興郡のナロ宇宙センターでは14日、実際に打ち上げるロケットと同じ試験用ロケットの1段目を打ち上げ台まで移動させ、垂直の姿勢になるよう打ち上げ台に装着し、それぞれの部分別のテストを行うなど、打ち上げ当日と同じ過程をすべて点検しました。
来週からはロシアが製作したロケットの1段目と韓国が製作したロケットの2段目の組み立てが始まり、今月末までに組み立てを終える予定です。
ナロ号は去年8月に初めて打ち上げられましたが、その時は人工衛星を覆っていたフェアリングが分離せず、衛星を軌道に乗せることには失敗しました。
韓国の宇宙センターでロケットが打ち上げられるのは今回が2回目です。