9日午後5時の打ち上げに向けて最終調整中だった韓国初の人工衛星搭載ロケット「ナロ号」は、消防設備の誤作動が確認され、打ち上げが延期されました。
教育科学技術部が発表したところによりますと、9日午後2時頃、打ち上げの際に発生する火炎や、万が一の火災に備えて発射台に設置されている消防設備が、誤作動を起こしたということです。
関係者はこれについて、「現在、韓国とロシアの専門家らが原因を究明しており、9日中の打ち上げは難しいものとみられる」と説明しています。
「ナロ号」は2009年8月25日に初めて打ち上げられましたが、ロケットと衛星の分離に失敗して衛星を軌道に載せることができず、今回が2回目の打ち上げです。