2度の打ち上げに失敗した人工衛星搭載ロケット・ナロ号について、韓国とロシアの共同調査委員会は14日に初の会議を開き、本格的に事故原因の究明に取り組みました。
共同調査委員会はこれまで両国が分析した情報をもとに、ナロ号が打ち上げから137秒後に爆発した原因などについて意見を交わしました。
事故直後、ロシア側の調査スタッフは、韓国側が渡した公海上で収集されたナロ号の1段目のロケットの残骸2点と爆発直前までの飛行データをもとに事故原因を分析しました。
しかし残骸は爆発した過程でひどい損傷を受けているうえに、飛行データにも特別な異常は見つからず、原因究明は難航しているもようです。