韓国初の静止衛星「千里眼(チョンリアン)」が24日、南米のギアナ宇宙センターから打ち上げられます。
教育科学技術部と韓国航空宇宙研究院は、韓国の研究開発によって製作された韓国初の静止衛星「千里眼」が韓国時間で24日午前6時41分に、南米のギアナ宇宙センターから打ち上げられる予定だと23日、発表しました。
「千里眼」は、通信と海洋観測、気象観測の機能を持ち、赤道上の高度3万5857キロの楕円形軌道を地球の自転と同じ周期で公転して、地球から見ると止まっているように見える衛星です。
フランスのアリアンスペース社のロケットに搭載されて23日に発射台に運ばれ、24日午前打ち上げられる予定で、当日の気象は良好だと予想されています。
「千里眼」は打ち上げの25分後に軌道に入って、打ち上げ32分後にオーストラリアの地上局と初交信することになっています。
その後、最大2週間かけて目標の静止軌道に乗り、大田(テジョン)の航空宇宙研究院の地上局とは10日後ほどから交信が行われる見通しです。
「千里眼」はおよそ6か月間のテストを経て、今年暮れから本格的なサービスを始めることにしています。