サイエンス
認知症誘発物質の分解酵素を発見 韓国研究チーム
Write: 2010-07-22 15:00:20 / Update: 2010-07-22 15:00:20
アルツハイマー型認知症を引き起こす毒性物質を分解できる新しい酵素を、韓国の疾病管理本部の研究チームが世界ではじめて発見しました。
保健福祉部疾病管理本部は22日、生命医科学センターの研究チームが、グルタメート・カルボキシペプチダーゼ(GCPII : Glutamate carboxypeptidase-II)という酵素が、アルツハイマー型認知症を引き起こす毒性物質を効果的に分解できることを確認したと明らかにしました。
研究の結果、発見された酵素、グルタメート・カルボキシペプチダーゼは、認知症を引き起こす物質のアミロイド(Amyloids)を分解し、神経の損傷を防ぐことが確認されたということです。
これによって、アミロイドが脳に蓄積される過程を制御できる道が開かれ、認知症の治療剤の開発に向けた第一歩になるものと期待されています。
研究結果は、国際特許協力条約による特許を取得しており、現在アメリカでの特許も出願しているということです。
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