小型で弱い台風9号は、予想と異なり韓半島には上陸せず、7日午後、韓国南部の釜山の南の海上を北東に進み、
7日夜遅く、東の海上に抜けるものとみられています。
気象庁の発表によりますと、台風9号は、日本の対馬付近を1時間に25キロのスピードで北東へ進んでおり、夜遅く東海の海上に抜けるものとみられています。
これによって韓国の南部に出されていた台風警報や台風注意報はすべて解除されましたが、南部地方ではこれまでに最高80ミリの雨が降り、この後も前線の影響で南海岸と東海岸地域ではさらに雨が続く見込みです。
台風9号の影響で7日までに慶尚南道(キョンサンナムド)で72才のお年寄りが死亡したほか、国内線の空の便26便が欠航するなど交通機関にも影響が出ています。