保健福祉部は、ドイツを中心にヨーロッパで感染が広がっている腸管出血性大腸菌O104の韓国への流入を防ぐため、4日からドイツからの航空機で韓国入りする乗客に対する検疫を強化しました。
ドイツ、フランスなどヨーロッパの10か国では、腸管出血性大腸菌O104に感染した人が、3日未明までで1500人に達し、このうち17人が死亡しています。
このため保健福祉部は、腸管出血性大腸菌O104を緊急検疫対象の感染病に指定するとともに、ドイツ発の航空機に乗って韓国入りする乗客全員に症状の有無を確認し、感染の疑いがある乗客は検査を行ったうえ、結果が出るまでは隔離状態にすることにしています。
WHO=世界保健機関は、腸管出血性大腸菌O104について、これまで感染が確認されたことがない菌だとして、感染力や毒性の強い新種である可能性を示唆しました。