メニューへ 本文へ
Go Top

国際

最後の皇女、徳恵さんの韓服 ソウルに里帰りへ

Write: 2015-06-11 11:36:35Update: 2015-06-11 15:58:17

最後の皇女、徳恵さんの韓服 ソウルに里帰りへ

大韓帝国第26代皇帝、高宗(コジョン)の娘の徳恵(トクケ)さんの遺品の礼服など7点が、所蔵していた東京の文化学園服飾博物館から韓国に送り返されることになりました。
徳恵さんは朝鮮王朝最後の皇女で、12歳で日本に渡って元の対馬藩主の息子と結婚しましたが、精神を病んで送り返され、ソウルの昌徳宮で77歳で亡くなりました。今回、日本から寄贈されるのは、徳恵さんの宮廷礼服や普段着など7点で、徳恵さんが日本に留まっていた当時に残した朝鮮王室の服飾の一部です。
徳恵さんが着ていたということに加えて、当時最高レベルだった王室の遺品という点で、服飾史研究の貴重な資料となっていました。
これらの服飾は、1956年に徳恵さんの兄・英親王夫妻から、文化学園大学の前身である文化女子短期大学の徳川義親学長に寄贈され、その後、1979年に開館した服飾博物館に所蔵されていました。
遺品の伝達式は今月24日、東京の文化学園服飾博物館で行われ、韓国の文化財庁がこれらを受け取ります。
今回の寄贈によって、今後、遺品を所蔵することになったソウルの国立古宮博物館の関係者は、「博物館が歴史的価値の高い所蔵品を外部に寄贈するのは異例のことだ。韓日国交正常化50周年を迎えて日本が純粋に寄贈という形で韓国に返還する意義深い事例だ」と話しています。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >